まず最初に、実は我々が数少ない投稿の中でAIを取り上げたのは2023年1月30日。そのあと社内でも協議を重ねもっと世の中のためにAIを使って旅行というものに活用できないかという可能性を探り始めました。今までBtoBのビジネスモデルで事業を行ってきた弊社にとってはあらゆる面で挑戦的にとどまらずただの野心で始まったプロジェクトでした。ただ、シンプルに我々はこう思っています。
”旅行は、私たちの人生を豊かにする最高のエンターテイメント”
見たことのない景色、初めて食べる現地の料理、そして文化の違う人々との出会い。旅行から帰ってきたとき、私たちは出発前よりも少しだけ視野が広がり、新しい自分に出会ったような感覚を覚えます。
しかし、その素晴らしい体験にたどり着くまでに、私たちは大きな「呪縛」に囚われています。それは「旅行=計画に膨大な手間がかかるもの」という固定観念です。確かにめんどくさい。。。。
ただこここそAIと掛け合わせられる第一接点だと仮定しました。
「次の週末、どこに行こうか?」
その一言から始まる行動特性は工程を細分化すればするほど多いことに驚かされます。一言で”検索”といっても検索ワードの選定から頭で考えることと関連検索の多さは考えてみれば終わりがない。なぜか。
失敗したくない。
よりよい体験をしたい。
よりよい体験というのはよい体験を期待している中での失敗したくない、であり。結果失敗したくないのだろうと思い知らされます。
それはそうです、誰も行ったことのないところに出かけて失敗を想定して出かけるような人はいません。ただ、作業を繰り返す結果、無数に開かれるブラウザのタブ、交通手段のパズル、同行者との合意形成。私たちが休日のリフレッシュのために旅行をしようとしているのに、その計画段階で脳のメモリを使い果たし、「決断疲れ」を起こしてしまっているのが現代のリアルな姿です。お出かけが苦手なタイプは決して家にいるのが常に最高と思っていない人もいるのです。でも出かける行動一つとってもその”一歩”が普段しないことをするストレスになってしまい、旅行の阻害要因になっているのだと思います。
そこで現状の確認したのは既存の素晴らしい旅行アプリやサービスです。
すでにわれわれよりも先輩は様々なことを成し遂げているので、この「計画を立てる作業」を効率化してくれていました。しかし、私たちTRACULが向き合ったのはその先
「そもそも、人間が旅行を『計画』する必要はあるのか?」という問いでした。
”旅行”や”おでかけ”という動機、いや、もっと手前にある何か、、、人間が感じるインスピレーションやイマジネーションからくるお出かけしないと得られない何か。期待値以上に興奮する感覚。先ほどの検索の中にあった”失敗したくない”の正反対にあるものを最大限の動機として人間は失敗というワードから遠ざけることをできないかと追及したいと思っています。
余談ですが人間は”失敗する”と意識すると失敗するそうです。
子供にジュースに入ったコップを”こぼさないでね”と言いながら運ばせるとこぼしやすいんだとか。上手に運ぶことをイメージさせる言葉を掛けるとよいのだとか。

AIが旅行をリードする新しい体験
それらの問いに対する私たちのひとつのかたちが、次世代AI旅行プランナー『VOYXIA(ボイシア)』です。旅のVOYAGEとAIの未来的なイメージ。後付けですがVOYAGE X AI といった感じです。
VOYXIAは、これまでのコンセプトワークから、ユーザーの代わりに旅行のサポートをするツールではありません。人間の「インスピレーション」「感覚」から導き出される体験をどのようにしたら得られるかということをもとに、結果として「AIが旅行をリードする」という全く新しい体験を提供します。 行き先が決まっていなくても構いません。むしろ人間が思いつかないところも選択肢に入れたい。それでこそAIを使う意味があるというものです。
スポットでもインスピレーション次第で世界中どこでも検索していける気分に、その先、行ったことない店や旅行先を知りもしないので決めきれないことも見越して「行き先ルーレット」を回すだけで、AIが全世界のデータからあなたの現在地や好みに合わせた最適な目的地を選び出して提示。日々の生活で決断疲れを起こしているからこそ選ぶ過程さえなくす選択肢が必要だと思っています。そして偶然性の演出もできるという私たちなりの結論です。
さらに旅程全体を作らせることも、自分好みの”癖”を織り込むことも忘れず、分刻みの完璧なタイムラインをたった数秒~数十秒で生成します。そこまで行くと不思議なもので社内でも動作確認してあらかじめ手元にある旅程を見ると、どんどん自分でよりよくしていくアイデアも出やすくなるんだそうです。まぁ、確かにそうかなと。
「週末の2時間だけ近所を散策したい」という日常のマイクロツーリズムから、「地球の裏側へ行く2週間のバカンス」まで。VOYXIAを使えば、旅行は「重い腰を上げて計画するもの」から、「思い立った瞬間にポケットから取り出して実行するもの」へと変わるのではないかと思います。それでこそ作る意味があるとおもいますし、 私たちは、テクノロジーの力で旅行や移動の摩擦(フリクション)を限りなくゼロに近づけたいと考えています。

移動のハードルが下がった先にある「世界的好循環」
私たちがVOYXIAを通じて本当に実現したいのは、単なる「タイパ(タイムパフォーマンス)の向上」ではありません。移動のハードルが極限まで下がることで生まれる、世界規模のポジティブな連鎖です。
旅行へのフットワークが軽くなれば、人が動きます。 人が動けば、これまで知られていなかった地方都市や国々に新たな経済循環が生まれ、一部の観光地に集中していたオーバーツーリズムの問題も、AIによる適切なルート分散によって解決へと向かいます。世界中に眠っている「旅行資産」が再評価され、新しいビジネスや雇用が生まれるはずです。
AIの保有する知見はこれからも爆発的に増加していきます。いまはまだ甘いと思われる行先検索や旅程生成も今ならAIの成長とともに体験できるのもマニアックな楽しみになるかもしれません。
相互理解が、世界の分断を終わらせる
そして、人が動き、交わることの最大の価値は「相互理解」にあります。ちょっと急に大きなテーマですが、
「旅行は偏見に対する劇薬である」という言葉があるように、実際にその土地に足を運び、現地の空気を吸い、人々と笑い合う体験は、メディア越しに見ていたステレオタイプを容易に打ち砕きます。 もし、VOYXIAによって世界中の人々がもっと気軽に、もっと頻繁に国境や地域を越えて旅をするようになったら。
互いの文化に触れ、理解し合う「接点」が爆発的に増えれば、無知や偏見から生まれる差別、犯罪、そして戦争といったネガティブな悲劇は、確実に減っていくと私たちは信じています。平和が一番ですよね。平和を大事にする日本初だからこそきちんと押さえておきたいポイントです。

「世界を人生のテーマパークにする」
いつでも、どこにいても、アプリを開いてルーレットを回せば、AIがあなたをまだ見ぬ素晴らしいアトラクション(体験)へと連れ出してくれる。
地球という広大な星全体を、誰もが気軽にアクセスでき、無限の感動を味わえる「世界を人生のテーマパークにする」に変えること。それこそが、TRACULがVOYXIAというプロダクトを通じて挑む、究極のビジョンです。
このサービスを具体的に設計していくときに、このサービスの表向きなブランドメッセージを”Innovation for your life’s journey”としています。これは表向き的にも言語の隔てなくすべての人にわかりやすく、このサービスの中に皆様個人の人生で出かけたところのすべてが収まっているという、人生という旅が記録されるサービスになることを願っています。
うちの代表はディズニーランドでの仕事をきっかけにホスピタリティと旅行に興味を持ったことが始まりだったようで、このサービスを通じて実現できるとと信じているようです。でもこれがただのビジョンで終わらない私たちのこのサービスに対する私たちの原動力です。
ここまで長く読んでいただきありがとうございます。
もしよければVOYXIAを使っていただき、このようなコンセプトを達成するために開発アイデアをいただけると我々開発チームも嬉しいです。利用者の皆様と世界中をテーマパークにできるように頑張ります。

Webサービス:https://voyxia.com
App Store(iPhone/iPad):https://apps.apple.com/jp/app/voyxia-ボイシア-aiでおでかけ提案-旅行プラン作成/id6769711605
Play Store(Android):https://play.google.com/store/apps/details?id=com.tracul.voyxia&pcampaignid=web_share
引き続き興味がある人がいると嬉しいので、開発過程の話題なども掲載していきます。お楽しみに。
